ベルゲン
フィンランドの観光もそこそこに、
ノルウェーのベルゲンに移動しました。
ノルウェーは、スカンジナビア半島の端っこです。
スエーデンもフィンランドもEU加盟国ですが、
ノルウェーは、EUには参加していません。
国民投票で、否決したそうです。
イギリスが離脱することを考えると、
その選択は、賢明だったのかもしれません。
ノルウェーは、ノルウェー人が住み、
ノルウェー語を話し、愛国心が強い国です。
石油が出るので、豊かです。
通貨は、ノルウェークローネです。
そのくせ、ベルゲン空港には、
銀行がありませんでした。
両替し損なって、とりあえずカードで払って、
結局、最後まで両替しませんでした。
バスや水まで、カードで支払える国でした。
ノルウェーの首都は、オスローで、
ベルゲンは、第2の都市です。
もともとは、海賊が住み着いて、
その後、ハンザ商人が、貿易で発展させた都市です。
13世紀頃の倉庫の町並みを残したのが、
世界遺産ブリッゲンです。
ここは、「アナと雪の女王」の舞台になった港です。
何度も火災に遭い、その都度立て替えた建物は、
階段がきしみ、床が斜めです。
地震や津波が来れば、イチコロですが、
13世紀から、1度も来たことはないのでしょう。
彼らからすれば、日本こそ、
住むべき島ではないのかもしれません。
でも近年は、温暖化による海面上昇に、
悩まされているようです。
ノルウェーは、雨が多く、
森から水がジャンジャン流れてきます。
水道水は、柔らかくて上質で、飲めます。
外海に面しているので、
自然は、フィンランドより厳しいです。
太陽はより遠く、北国、というかんじでした。
あ、だから、ノルウェーて言うのか。
そしてここにも、多くの観光客が押し寄せていました。
インバウンドの波は、
日本だけに吹き荒れていると思っていましたが、
ノルウェーの森も、すごいことになっています。
やはり、人類史上最高に、
世界は平和になっているのですよ。
中国やロシアが豊かになって、
ものすごい量の人間が、海外に溢れ出しています。
中国人は、ノルウェーに来なくても、
パリやロンドンに行けば良いと思うのですが、
13億人も人がいるので、
ベルゲンに行きたい!と思う人もいるのでしょう。
ベルゲンには、
2万人くらい観光客がうろうろしていましたが、
日本人は、10人くらいしかいませんでした。
私は、市場の人に、「日本人?」と聞かれたので、
「わかる〜〜?韓国人に見えなかった?」と聞くと、
「話してる言葉でわかるよ〜。
逆に韓国人に日本人?て聞くと、
怒られるからね〜。そこは気をつけてるさ。」
なあるほど、観光客相手の商売は、
このツカミが重要なんですな。
うちらの会話をちゃあんと聞いていたのです。
しかし、韓国人て、
日本人に間違えられると怒るんですか?
こっちも、「韓国人?」と言われると、
その店はスルーするかもしれません。
やっぱまだまだ
日韓の壁は厚い、ということです。
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